「君の名は。」も 法則……。

映画関係の仕事に携わっていた時に気づいた「大ヒット話題作の法則」


制作や配給側が予想もしないほど話題となる大ヒット作品は

”人間の本能から生まれる” という説です。


何十億年も生き続けてきた私たち人類には、生命存続のための過去の経験から得た危機察知能力があるのでは?

今では、外敵に襲われる危険が減り表面的には衰えています。

それでも、先祖代々のDNAを引き継ぐ私たちには、潜在能力として動物的本能を備えているはずです。


優れた動物的本能は、時には気づかずに使用されているかもしれない……。


「君の名は。」のように予想外の空前の大ヒット話題作は、この法則に当てはまる作品がいくつかあるのでは?と感じたのです。 

例えば、日本中で話題となった大ヒット映画アナ雪。


アナ雪の場合は、海外に比べて日本で爆発的なヒットとなった点に注目です。

日本でヒットし話題となったのは「ありのままに」と翻訳され劇中に何度も登場する歌詞が重要なのかもしれません。「ありのままに」を強調した歌詞ですが、法則にあてはめると、この先「ありのままに」生きることや表現することが難しくなるという危機を本能的に察知した人が魅了されたのでは?と思えるのです。

映画公開の数年後、日本では将来、表現や行動を制限される可能性のある法律が……できれば、この法則と関連のないことを願います。


他にも、予想以上の大ヒット話題作をあげると。

タロウ・ジロウで話題となり1,200万人を動員した「南極物語」があります。

黒澤明監督の「影武者」の記録を塗り替え、当時日本映画歴代興行成績1位の記録的大ヒットとなった大ヒット作品です。


ちなみに、この作品は当時の東映社長が

「犬がウロウロするだけで客が来たら、ワシが苦労して映画撮る必要ないやろ‼︎」*と門前払したため、他の配給会社になったという逸話もあるほど、予想外の大ヒット作でした。


「南極物語」が公開された昭和58年当時は、まだ地球温暖化という現象は一般的には、さほど深刻化されていない時代でした。

私に関しては恥ずかしながら、南極自体この映画を観るまで、どんな場所なのか知りませんでした。

映画が公開されて以降、年々温暖化が深刻となり南極の氷が溶ける様子が象徴的に取り上げられるようになりました。 公開当時は35度以上の猛暑日は稀でしたが、近年は珍しくなくなってしまいましたね。


そんな未来の猛暑を、当時の日本人は本能的に察知していた?!かどうかは分かりませんが、配給のトップが予想もしなかったほどの大ヒット作となった要因が「大ヒット話題作の法則」にあるのかもしれません。


脱線しますが、映像の魅力を倍増させる音楽を創造する音楽担当として、久石譲さんと共に崇めるヴァンゲリスさんが音楽を担当していました。


そして「南極物語」の興行記録を抜いたのが、「もののけ姫」です。

ご存知、ジブリの宮崎駿監督による1,420万人を動員した大ヒット映画です。


この映画自体に、人間と自然の関わりや互いの世界で共に生きようというメッセージ性があるのですが、ジブリや宮崎駿監督という、既に知名度の高いブランド力のある作品でしたので、残念ながら今回の法則にはあてはまりません。※

そこで、ジブリ作品の源とも言える「風の谷のナウシカ」に注目してみましょう。


まだ、ジブリができる前の宮崎駿監督の作品ですが、この「風の谷のナウシカ」が認められなければ「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」も世の中に生まれなかった重要な作品です。

当時は、アニメを観に一般の大人が映画館につめかけるとうことはない時代でしたので、ジブリ映画のみならず、現在のアニメ映画の普及にも多大なる貢献をした作品です。しかも、公開から30年以上たった現在でもテレビ放送の視聴率が二桁を超える人気があります。

この当時アニメ映画としては、大きな話題となった「風の谷のナウシカ」の主人公がナウシカ。 人が恐れる虫たちや、森の植物たちとも心を通わせる優しさや、命がけで虫や自然豊かな風の谷を守ろうとする姿に魅了されました。

もしかすると、当時映画館に足を運んだ感度高い人たちは、過度な森林伐採や自然破壊の危険性を感じとっていたのではないでしょうか?


余談ですが、「もののけ姫」は洋画「E .T.」の興行成績記録も抜いてしまいました。邦画よりも洋画の人気が強かった時代ですから、凄い記録ですね。「E .T.」はそれまで地球外生命体を敵対視する物語が多かったなかで、とてもフレンドリーな地球外生命体を描いて世界的に話題となった作品です。


そして昨年、誰もが予想もしなかった空前の”大ヒット話題作”となった映画が「君の名は。」です。

もう想像がつくかと思いますが、この映画での危機と言えば隕石衝突による町の消滅です。

隕石でないにしても、人工衛星などの人工物が落下する可能性が最近話題となっていますし、隕石衝突に関してのNASAの動きなども気になります。


さらに、100%的中していると言われる『ホピ族の予言』にも落下物ともとれる予言があることは、偶然の一致でしょうか? 


何かメッセージのようなものを、映画の大ヒットという

”人間の行動の結果”に感じてしまうのは、私だけでしょうか?


リアル「君の名は。」


信じるか信じないかは、

あなた次第です……



註釈

※:この法則の”大ヒット話題作”には、原作が人気小説・アニメ・漫画・ドラマなど、ヒットが予想される作品(ハリーポッターやアメコミなど)はあてはまらず、無名の原作や有名でない監督の”大ヒット話題作”ほど法則の濃度が上がります。

*:斉藤 守彦 on Twitter 2015/11/12より引用